働きやすさとチームワークで、新たな在宅介護の未来をつくる。

2011年に専門学校を卒業後、病棟で看護師として勤務されていた竹之内さん。昨年7月にメディエイトに転職し、管理職の主任としてご活躍中です。今回は看護師がイキイキと働ける良好な人間関係の理由や、みんなが前向きに仕事に取り組む職場の様子などを伺いました。

この記事は約6分で読み終わります。

目次

看護師のキャリアを活かし、介護業界に転身。

看護師を目指したきっかけや、病棟で働かれていたときのことを教えてください。

幼少期に入院することが多く、そのときに看護師さんに優しくしてもらった経験が原点です。高校生のときに祖父が亡くなったことも、看護への道を選ぶきっかけになりました。ただ進路を考える際、座学が苦手で不安もあり、実は専門学校の別の学科を志願していました。たまたま面接試験を担当されていた方が看護学科の学科長で「一緒に頑張ろう!」と背中を押してくださり、看護師という夢を諦めず叶えることができました。

病棟での看護師としての勤務は厳しいながらも、大きなやりがいを感じています。医療ドラマに出てくるような“外科の手術室の勤務”といった責任の重い経験も積むことができ、当時は「大変だな」と感じていたことも、振り返るとすべてが自分の糧になっていると思います。

メディエイトに入社を決めた理由と、今の業務内容をお聞かせください。

結婚して引っ越しすることになり職場と距離ができてしまうことや、より周囲とのチームワークを活かして仕事がしたいと感じ、転職を決意しました。ちょうどそのころ、知人から小西社長を紹介してもらい「ぜひ、うちで働いてみませんか?」とお誘いをいただいたのです。良いタイミングだったことや、プライベートも大切にできそうな環境だったので“ご縁”を感じて入社しようと決めました。

主な業務内容は訪問看護の主任として、看護師のマネジメントや管理業務です。入居者様の情報を集めて、クリニックやケアマネと連携しながら受け入れ態勢を整えるプランニングも大切な仕事です。今はレセプト業務といった事務作業が多いのですが、実務も好きなので、出勤するスタッフが少ない時には積極的に現場に出るようにしています。

看護師のみなさんが、どんな対応をされているか教えていただけますか?

たとえば「お食事をとれない」という理由で点滴が必要な場合、すぐにクリニックとやりとりをして医師の指示を受け、すみやかに点滴を開始します。24時間、クリニックのドクターと連携し、緊急時でも看護師が常駐しているので常に対応可能です。基本的に看護師のスタッフに「現場でこうしてください」と指示を出す役割ですが、必要に応じて痰の吸引などを自分で行なうこともありますよ。

「何事もない日常」や「働くスタッフたち」を支える、やりがい。

仕事で大変に感じるところや、それを克服された方法を教えてください。

訪問看護もレセプト業務も初めての経験だったので、最初は苦労がありました。特に請求業務はお金に関わるので慎重に進めていますが、月1回のことなので専門用語ややり方を覚えるのが大変でしたね。今でも新たな問題が出てくることもあり、手探りの状態で進めることもあります。ただ、わからないことは先輩の看護師に相談したり、書類関係は以前に施設長をされていた方や、請求業務の担当者にダブルチェックをしてもらっているので、不安を感じることは少ないです。毎日の積み重ねが自分の経験値として蓄積されていくという、成長を感じられる仕事です。

仕事でやりがいを感じるのは、どんなときですか?

パート勤務の看護師スタッフと相談しながら、働きたい時間帯や休日をしっかりと組み込んだ勤務表を仕上げることができると、ちょっと感動します。それぞれに家庭の事情などがあるので「希望を叶えることができた!」と管理職としてのやりがいを感じますね。事務関係だと当たり前のことを着実にこなして「請求書でミスが無かった」ときなどに、達成感があります。

あとは、入居者様からの「ありがとう」の声は何よりもうれしいですね。当ホームは病棟ではなく、入居者様が居心地よく過ごしていただくための生活の拠点です。看護師としても、現場のことを把握しておきたいと考えています。そのためカラオケ大会といったレクリエーションの場やキッチンカーを施設に呼び、入居者様が集まるイベントがあるときなどには積極的に現場に出向いて世間話をしています。昔のことを伺ったりしながら、コミュニケーションをとるよう心掛けています。

看護師同士でコミュニケーションを取り合い、良い雰囲気だと聞いています。

普段からみんなでご飯に行くことも多いですし、良好な人間関係が育まれていると思います。先日も「みんなで旅行に行って来ました!」と、お土産をもらいましたね。仕事では常日頃から「あの入居者様は、こうした対応を求められている」といった情報を共有しています。また、未来予想図を描き「今は何をすれば良いのか?」といった前向きな意見が活発に交わされることも特徴的だと思いますね。たとえば「精神看護が必要な入居者様を受け入れられるようになりたい」という意見が出た場合。これまでとは違う資格が必要になることから、実際に研修を受けに行くスタッフがいるなど、とても仕事に対して前向きな職場環境です。

働きやすい環境で、みんなが前向きな発言と行動をする職場。

活発に意見を出し合う職場環境づくりのために、心がけていることはありますか?

もともと私自身が人見知りがない性格で「誰とでもしゃべり、一度話したらもう友達」というスタンスです(笑)。病院で働いているときも医師とのコミュニケーションが不可欠でした。また、人の前で話をする機会もあったのでそうした経験を経て、さらに人と明るく接することが自分の中で強みになりました。まずは、自分をさらけだすことで、コミュニケーションが活発になるように心がけていますが、そもそもオープンマインドなスタッフが集まってくれているので、私の方で「頑張っている」と感じることは少ないですね。

思っていることをハッキリ伝えてくれて、みんなで問題解決に取り組む仲間たちに囲まれていて心強いです。マネジメントについても、私よりもベテランの看護師たちが揃っていることもあり、こちらから「指導をする」のではなく、スタッフ同士がお互いに助け合いながら高めあっているとても良い職場環境ですね。

メディエイトで働く上での「魅力」を教えてください。

小西社長と、米澤副社長の存在ですね。頼りがいのある2人がトップにいてくれているので、安心して働くことができます。「こんなとき、どうすれば良かったのでしょうか?」と2人に相談すると小西社長は経営的な視点から、米澤副社長は現実に即した視点でそれぞれ違うアドバイスをもらえるので「なるほど!」と腑に落ちて勉強になり、次の行動につなげることができますね。小西社長は定期的にご飯や飲みに誘ってくれますし、米澤副社長も往診のときに声をかけてくれます。

たとえば「将来的に出産や育児も視野に入れたいので、後任が必要です」というお話をすると、正直なところ理解をしてくれる経営者は少ないと思うのですが、お2人の代表はしっかりと耳を傾けて真正面から受け止めてくれます。私が女性のライフイベントに対する道を切り拓くことで、さらに女性が働きやすい環境や仕組みができ、今以上にメディエイトが発展する一助になればうれしいですね。

どんな看護師の方がメディエイトに向いていると思いますか?

コミュニケーション能力があり、自分の意志や意見をしっかり言える方でしょうか。ハッキリと自分の考えを伝えることが、周りにとって良い刺激や影響を与えるので芯を持った方が向いていると思います。技術的なところは一般病棟と在宅では、これまで見たことがないような家庭用医療品が出てくるなど大きく違う面がありますが、わからないことはしっかりとレクチャーしていきますので安心してください。また、メディエイトは介護と看護の連携がとれている組織です。どんな些細なことでも介護士が相談をしてくれるので、しっかりと情報が伝達されます。そうした面でも安心して看護師が働けるところですね。