「人々の幸せを追い続けたい」介護事業を立ち上げた株式会社メディエイト代表取締役社長小西の夢とは

大学では農学部で水産学を学んでいたという、株式会社メディエイト代表取締役社長小西真弘さん。昔から抱いていた「ビッグになりたい」「名の残る偉大な人物になりたい」という気持ちを叶えるために、将来の自己成長に期待ができる不動産売買仲介の業界に入ったそうです。当時同級生だった米澤慶彦さん(現:代表取締役副社長)も、同じような目的で外資系の製薬会社に入りました。互いに社会人経験を3年積んだ頃、一緒に何かビッグなことをしようと話し合った結果、株式会社メディエイトの立ち上げに至ったそうです。 メディエイトは、それぞれの前職である「医療(メディカル)」「不動産(リアルエステート)」をベースに、いろいろな価値を繋げて新しい価値を作ろうという、二人の気持ちを込めた名前の会社として生まれました。 今回は、そんな株式会社メディエイト代表取締役社長小西真弘さんへインタビュー。夢や業界に対する思いを語っていただきました。

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目次

メディエイトが幸せを創る「架け橋」になる

現在は介護保険事業が中心となっています。介護に携わろうというきっかけは何でしたか?

私の母親はケアマネージャーという介護に携わる仕事をしています。ケアマネージャーは介護を必要とする高齢者の方々に介護保険を利用して介護のプランニングをする仕事ですが、度々その方々から高齢者施設を探してほしいとの相談を受けていました。しかし本来、高齢者施設探しはケアマネージャーの業務ではないので、本業が圧迫されている面もあったんですね。高齢者施設探しをできる人がいると助かる。でもケアマネージャーの代わりに探してくれる人がいない。ということで、不動産と医療介護の両面観点から高齢者と施設の架け橋となる高齢者施設紹介業をスタートさせました。

その後、高齢者施設の管理受託、入居者募集のアウトソーシング事業も展開したのですが、こちらは事業の主体が自分たちではない施設運営に依存しますので、将来性という面で不安が残りました。いつかは自社で運営する介護施設が必要だと考え、米澤と一緒に数千もの介護施設を見てきました。そして施設の良いところ悪いところを学んだ結果、2年前にスタートさせたのが自社ブランドの有料老人ホーム「ラ・メゾン」シリーズです。

ラ・メゾンはフランス語で「家」という意味。高齢者の方に第2の家と思ってもらえるように、ゆっくりとくつろぎ笑える場所であって欲しいという思いを込めて、この名前をつけています。

小西様の思い描く未来について教えてください

弊社は創業から今年3月で10周年を迎えます。その間は一貫して介護事業だけを営んでいたわけではなく、業態を細かく変えてきました。現在主軸となっている介護事業も、国から報酬額が定められている保険事業ですから、いつ制度が変わって収益が出なくなるかわかりません。そのため、今後も介護だけにとらわれない柔軟性をもった経営を目指す方針です。

ただし、どんなに形を変えるとしても「私たちに関わる人全員と一緒に成長する」という軸はぶれません。私たちの事業を通じてお客様に喜んでもらい、その結果が自分たちの成長に繋がる。このポリシーがあったからこそ、私たちの事業に価値を感じていただけると思っています。どんなに会社の形が変わっても、利用者さんや従業員たちと一緒に人生を歩む。そしていつの日か「あんな時代もあったよね」と笑いながらお酒を飲む日が迎えられる、そんな会社であり続けたいと思っています。

「自由度の高さ」が社員の幸せな人生につながる

メディエイトの「働きやすさ」について教えてください

一人ひとりのスタッフを尊重する姿勢は、メディエイトの特徴だと思います。いろいろな介護施設を見てきた中で、名前を覚えてもらえない、どんな働きをしているか認知されていないようなヘルパーさんをたくさん見てきました。もちろん現場の改善について現場から意見はできませんし、笑顔もなく、やりがいもない。そんな過酷な環境で快適な介護ができるのか、と衝撃を受けたのを覚えています。

そうした思いを踏まえ、メディエイトでは、一緒に働いてくれる方には働きやすい環境を作ってあげたいと思っています。私たちにとって従業員は単純な労働力ではなく、一緒に人生を歩む仲間です。

お互いにそう思える間柄には、正しい評価も不可欠です。しっかり働けば、しっかり報酬として返ってくる制度があってこそ、責任感や働きがいに繋がると考えています。メディエイトでは、私や米澤が一人ひとりのスタッフとお話をする機会を設けています。現場の声を聞きつつ、働きぶりをしっかり見ながら評価します。なので、給料が上がる人はどんどん上がります。昇給の幅も特に制限を設けていませんので、上がるときは一気に上がりますね。過去の事例ですが、一回の評価で月10万円ほど昇給したスタッフもいますよ。

ただし、私や米澤、現場の管理者はしっかり見ていますので、口先だけの方は評価には繋がりません。しっかり働いてきた分をしっかり還元する姿勢。それがメディエイトの働きやすさ、働きがいを支えていると思っています。

メディエイトで働く社員のリアルな声を教えてください

現場からの声を吸い上げ制度に反映させることで、よりはっきりとした要望が上がるサイクルが生まれました。その中でとても多い意見が「若い人が働きやすい環境を作って欲しい」という要望です。介護業界は従業員が高齢化している傾向がありますが、その背景には若い人の働きにくさがあるんです。

特に小さな子どもがいるお母さんには厳しい業界というイメージがあります。メディエイトではそうした方にも安心して働いていただけるよう、夏季休暇・冬季休暇の制度を新設しました。また未経験でもキャリアを構築できるよう、介護関係の資格取得費用、学校受験料の支援制度で、安心して長く働けるようなサポートはしています。この制度はすべて現場からあがってきた意見を基に作られた制度です。

現在は、職場に連れてきた子どもを預けられるキッズスペースの用意を進めている最中です。まだ支援が完璧とはいえませんが、これからも現場の声を吸い上げながら、さらに環境を整えていきたいですね。

努力した先に自分たちが輝ける業界に

メディエイトではどのような方が働いていますか

年齢、性別はバラバラですが、共通して仕事に熱心、そして責任感がある方が多いですね。これは社内風土も影響しているかもしれませんが、現場からは改善に向けた積極的な意見が多く寄せられており、とても利用者さんのことを考えてくれているのが伝わってきます。

また小さな子どもがいるお母さんを含め、家庭の事情に対して社員同士で相互にフォローできる文化があります。例えば、子どもが熱を出して迎えに行かないといけない、幼稚園保育園や学校が急に休園や休校になって子供を家で見ないといけないといった事情で、急に休まないといけないとなっても、率先して誰かが代わりに出勤してくれるのです。

こうした相互フォローの文化は、介護業界の地位向上に繋がると感じています。業界全体を見ると、介護は下に見られがちです。こうした現状は、現場が自信を持って働くことで変わっていくと思っています。このような現場で働いた結果、「うちの会社はすごいよ」と胸を張り、自分の子供にも自慢できるような会社、業界へと成長していくと確信しています。

求める人材について教えてください

介護の現場は利用者さんの快適さありきです。決められたこと、上から指示されたことだけをこなすのでは、十分な介護を提供できません。より質の高い介護を実現できるように、自ら考えて自ら行動できる人材を強く求めています。

「自ら考えて自ら行動する」働き方は、自分の将来のライフプランニングにも繋がります。何年後にはどうなりたい、だから今努力して成果を出す。そうした意識を持った働き方は、現場の介護だけでなくマネジメント、採用担当、新事業と、新しい可能性を切り開いていけるはずです。

とはいえ、最初から何でも考えて動くのは難しいと思います。そのため入社1年目の評価は、上長たちがしっかりと働き方を見て、将来性や成長期待度を考慮し、みんなで評価していきます。ただし自分でやる気を出して行動し、大きな成果を出してくれるなら、それに応えるだけの環境は用意していくつもりです。「私はこれだけやったぞ。」とみんなに負けず、私にアピールしてくるような、そんな行動力と意欲がある人をメディエイトは歓迎します。新しい可能性を切り開きたい方は、ぜひメディエイトへ力を試しに来てください。損はさせません。