新制度「1on1」が築く施設間の架け橋。お互いを知るたびに絆が強くなる。

メディエイトでは、2024年4月より別施設に所属するサ責とヘルパーが一対一で自由に話をする「1on1」制度をスタートしました。「別の施設の話を聞けるのが楽しい」と口を揃えるラ・メゾン高槻のサ責・三代さんとラ・メゾン摂津ブランシェのヘルパー・山崎さんに、1on1の魅力について語っていただきました。

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目次

1on1はじっくり一対一で話せる貴重な時間

メディエイトの1on1制度とはどのような制度なのでしょうか。

三代:異なる施設に所属するサ責とヘルパーが1対1でお話をする制度です。スタッフ間の交流を促進しつつ、同じ施設の上役には話しにくいような悩みごとや疑問を解消することを目的としています。

1on1で話す内容は仕事からプライベートまでさまざまです。いろいろな話をします。ひとりのサ責は複数人との1on1の時間が設定されており、毎月実施しているのは10名弱、トータルで15名ほどのヘルパーさんとお話しています。

お二人は1on1のときにはどのようなお話をされているのでしょうか。

山崎:最初の頃は仕事のやり方について質問をするのが中心でした。私は元々ラ・メゾンと合併したマーコットに所属しており、今は摂津ブランシェで働いています。マーコットだった施設と最初からラ・メゾンだった施設では仕事のやり方が違うと聞いていたので、具体的にどのような差があるのか三代さんに教えてもらいました。

三代:最近は趣味の話が多いですね。お互いの好きなアーティストについて語りあったりしています。

ここでしか話せない悩みも相談できる。回を重ねるごとに深まる理解

1on1を始めた頃のお互いの第一印象を教えてください。

三代:最初の頃の山崎さんはあまり話さなかったですよね。初回はお互いに口が重くなっちゃって、共通の話題を探すのに一生懸命だったのを覚えています。2度目からは慣れが出てきたのか、自然と会話が弾みましたね。

山崎:摂津ブランシェには年齢が近いスタッフが少ないんです。同年代の方とお話するのは久しぶりだったので、最初は少し緊張してしまいました。しかし1on1のときは三代さんがお菓子や飲み物を用意してくれて、リラックスできる雰囲気を作ってくれますので、だんだんと気楽に話せるようになりました。プライベートの話をするようになったのは2回目の1on1からだったと思います。

山崎さんは1on1で三代さんに何か相談されましたか?

山崎:それが、私は元々あまり悩む性格ではないので、相談らしい相談は全然してないんです。ただ、ほかの施設での仕事の仕方には興味がありましたので、具体的な仕事の仕方をじっくり教えてもらいました。

興味深かったのは配膳の違いですね。摂津ブランシェでの食事は食堂配膳なのですが、三代さんがいる高槻では居室配膳だと聞いていました。私は介護の仕事を始めてから食堂配膳しか体験してこなかったので、詳しい話を聞いてみたくなったんです。

三代:あとは年上のヘルパーさんとのコミュニケーションについてなんて話もありましたね。

山崎:そうですね。私の周囲には年上のヘルパーさんが多く、自分はかなり若い方なんです。そのため、仕事の上でほかのヘルパーさんに何かお願いをするときは必ずあるのですが、どうしても年上の人にお願いするのが苦手で、気後れしてしまうときもありました。1on1で三代さんのお話を聞いていると、年齢が自分と近いのにとてもしっかりされていて、サ責を務められてるのが本当にすごいなと思いました。年が離れた相手とも上手く付き合っていることもサ責になられた要因のひとつだと思いましたので、上手くお願いする方法や人付き合いのコツなどを教えていただいています。

三代さんは15人ほどの方と1on1をされているとのことですが、皆さんどのようなお話をされるのでしょうか。

三代:本当に皆さんバラバラですね。仕事上のお悩みや直属の上司にしにくい相談をしていただくのはもちろん、プライベートのトラブルの解決方法を聞かれるようなこともあります。山崎さんとの1on1のように趣味の話をして終わる方も多いですね。また1on1の頻度も人それぞれで、毎月必ずやってほしいという方もいれば、2か月後にまたお話しましょう、とおっしゃるヘルパーさんもいます。

共通していえるのは、皆さんそれぞれの形で1on1を上手に利用してくれていますね。1on1が終わった後にすっきりした顔をしてくれているので、私もほっとしています。

若さ溢れる環境が魅力!一緒に成長しながら楽しい時間を過ごせる仲間を作ろう

お二人の立場から、1on1をするときに気をつけていることはありますか?

山崎:自分は特に意識していることはないんですよね。最初は緊張しましたが、今は気軽にお話をさせてもらっています。これも三代さんがサ責として気をつかってくれているからだと思いますので、ありがたいですね。

三代:私もそれほど意識していることはないのですが、お話を否定しないようにはしています。お悩みを打ち明けてくれているときは特にですね。全てのお悩みごとが1on1で解決できるとは限らないのですが、気持ちよく話してすっきりするだけでも全然違うと思いますので、まずは傾聴するのが大切だと思っています。

あとは、強いて言えばお話していただいた内容を自分の中で決めつけないことでしょうか。メディエイトではさまざまな年代の方が働いていて、1on1のお相手も上は70代、下は20代と本当にバラバラです。当然培ってきたものや価値観も異なりますので、同じ話をしているつもりでも実は背景にあるものが違うことは多々あります。そうしたズレがあるまま話をしても、良い方向にはいきませんので、自分の価値観だけで決めつけないようには心がけています。

最後に、お二人から見たメディエイトの魅力を教えてください。

山崎:先ほど三代さんがおっしゃったように、メディエイトには本当にいろいろな年代の方がいらっしゃいます。ご年配のベテランだけでなく、20代30代も活躍している職場なので、自分も大いに刺激をもらっています。自分は元々人見知りが強かったんですが、メディエイトでいろいろな人と一緒に働くうちに、少しずつ自分から話しかけて、自分主導で動けるようにもなってきたんです。振り返ってみれば、成長の機会が多い職場であることが自分にとって大きな魅力ですね。

三代:山崎さんをはじめとした若い人が活躍できる職場であることは、本当に魅力だと思います。介護業界は働く側も高齢化が進んでいると言われていますが、メディエイトは若い方が中心となって盛り上げている職場ですので、これからも楽しいことがたくさんあるんだろうなと期待しています。

また、メディエイトはスタッフ間の仲がいいのも魅力ですね。私は統括マネージャーの高橋さんと高槻ブランシェ看護主任の田中さんと3人で「スタオタ部」を作り、ライブ映像をみるなどして楽しんでいます。こうしたプライベートも一緒に楽しめる仲間がみつかるのもメディエイトのいいところだと思いますので、どんどんいろんな方に入ってきてほしいですね。