「私にはサ責しかなかった」5社目で辿り着いたメディエイトで実現する“多様性”とは

介護業界に入って5社目となる株式会社メディエイトで、サービス提供責任者として活躍する高橋さん。「この職場はどこにもなかった働き甲斐のある場所だ」とおっしゃいます。どのような点がメディエイトの魅力だと感じているのでしょうか。早速お話を聞いてみました。

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目次

「もう一度サ責がしたい!」と思って転職したメディエイト

高橋様が介護業界へ進まれたきっかけについて、教えてください。

私が小学4年生の時に、特養に入っていた曾祖母が、認知症になってしまいました。曾祖母にとって初ひ孫である私をとても可愛がってくれており、年に1回会えるのをいつも楽しみにしていました。それだけにショックで、泣いてしまうほど悲しかったです。そのとき、施設の介護士さんが一生懸命、「忘れたくて忘れているのではないんですよ」と教えてくれました。その温かい言葉を受けて、心が少し楽になったのを覚えています。この経験から、自分も高齢者をサポートできる仕事がしたいと思い、「介護士になりたい」と思うようになりました。実は母親も介護業界に勤めていたので、身近な職業でもありました。体力的な大変さがあることは知っていましたが、「私にはこの仕事しかない」と、介護の専門学校に入りました。

ヘルパーからサービス提供責任者を目指された理由は何だったのでしょうか。

専門学校を卒業してからずっと介護業界一筋です。1社目がヘルパー、2社目でサービス提供責任者(以下、サ責)を5年、3社目は特養の相談員を経験しています。4社目の時に、ヘルパーさん、ケアマネジャー、入居者、ご家族などあらゆる方々と接するサ責をもう一度経験したいと思って、転職しました。施設全体を良くすることに関われるサ責の職業が魅力的だと改めて感じたからです。しかし、サ責候補として入ったものの、結局ポジションが空かずに介護職員として働いていました。頭が柔軟な30代のうちにもう一度サ責を経験したいと思い、メディエイトへの転職を考えました。

メディエイトとの出会いは何でしたか?

転職活動をしていた時に、メディエイトを見つけて応募しました。ラ・メゾン高槻がオープニングするというので、オープニングメンバーとして入れるなんてタイミングとしてもちょうどいいと思いました。

入社当時のエピソードを教えてください

最終的にメディエイトを選んだ理由は、この会社を興した小西や米澤が私と同じ年齢だったということもありました。同じ年齢の人が起こした会社で働くことで、刺激を受けて成長できるような気がしたのです。

メディエイトに入社し、サ責として働いて、この夏で3年目を迎えます。ここでのサ責の仕事は、前職と全然違いますね。前職では、やり方や方針がある程度決まっている中で成果を求められました。一方メディエイトでは、上司である小西や米澤が、スタッフの考えを尊重してくれる点が特徴です。

自分で考えて行動することで日々感じる成長

メディエイトではどのような働き方をされていますか

メディエイトでは、自分で考えて行動する、が基本です。分からなければ相談し、上司からアドバイスをもらって進めていきます。このような習慣が今までになかったので、いつも頭をフル回転させて働いています。今まで自分は比較的自分で考える方だと思っていたのですが、ここに来てから「実際はあまり考えられていなかったな」と痛感しました。

自分が日々少しずつ成長していると実感しているので、ヘルパーさん達にも、受け身ではなく自分で行動してもらいたいと思って接しています。

ヘルパーさんとのやりとりで心がけていることはありますか?

ヘルパーさんに対して私が助言するときは、「あくまでもあなたの選択肢のひとつとして考えて」と伝え、最終判断は自分でしてもらうようにしています。

ヘルパーさんとの関係構築は私も未熟な部分があり、うまくできていないと感じる時もあります。統括マネージャーである有田の姿勢は学ぶものが多いです。ヘルパーさんの言葉ひとつひとつを受け入れて、言われたことをすぐ否定するということはありません。いったん全て相手の話を聞く姿勢は、私にはなかった部分です。これからは私もそのようなスタンスでヘルパーさんと関係を築いていきたいです。

働く上での悩み、不安などはありますか

判断に悩んだときは相談をすぐにしますが、だいたいは「それでいい」と言われます。時に自分の決断に自信が持てないこともあり、本当にこの自分の判断が、会社の方向性や自分との方向性が合っているのかなと心配になることがあります。これは慣れの問題だと思いますので、少しずつ改善されていくと感じています。

今までで心に残っているエピソードはありますか

人事考課を皆で考えている時でした。夜勤選任と、一般正社員の人事考課をどうするかという議題があり、米澤が、「夜勤専任の人への感謝と、メディエイトが受けているメリットもしっかり考えていかなければならない」と私たちに言いました。それまで私はどこかで、夜勤勤務の方は夜勤をするのが当たり前だと思っていました。しかし、夜勤の方は健康面のリスクも背負って働いている大事なスタッフです。できるだけ言葉にして感謝を伝えていかなければと思いました。頑張っているスタッフに配慮を忘れないと誓いました。

施設に関わるすべての人を大事にする会社

これまでの経験を通して、メディエイトはどのような会社だと思われますか?

私が経験してきたこれまでの職場と違うのは、働く人をとても大事にするということですね。いくつかエピソードがあります。まず、私たち社員に対してですが、例えば、会議で発言した時に、批判の意見を言われることもあります。そういう時に、必ず小西か米澤のどちらかがサポート役に回ってフォローしてくれます。

入居者さんに対しては、スタッフと入居者ではなく、人対人で接していることが特徴です。例えば、入居者さんがジュースを欲しいと言ったら、小西と米澤はおごってあげるんです。入居者さんがおやつを求めていたら、「望んであげるんだから出してあげて」というスタンスです。このような場面は他の施設では見られませんでした。

また、通常住宅型有料老人ホームでレクリエーションを導入していない施設も多いなか、入居者さんの希望があれば、積極的に企画していく施設です。

施設全体の雰囲気は、そんな優しい経営陣の考えがあるからか、とてもほんわかしています。意見が言いやすい風通しが良い環境なので、コミュニケーションも活発です。

これからのビジョンについて教えてください。

多様性を受け入れられる職場でありたいと思っています。介護職は夜勤をすることが正社員の雇用条件になっているのが一般的です。私は以前から、「もっと多様性のある働き方があってもいいのに」と思っていました。そこで、夜勤なしでも正社員になれる制度を提案し、経営陣に受け入れてもらいました。夜勤専任の正社員を募集していくにあたって、給与の問題は避けて通れません。時給が高くなり、スタッフ同士に不公平感が出てしまう点です。そこをどう実現に向けていくかが今の私のミッションになっています。

最後に、メディエイトの仕事に興味がある方へメッセージをお願いします。

小西や米澤は私たちが失敗しても、怒りません。自分で考えて判断をして、トライ&エラーを繰り返すようにと温かく見守ってくれています。自分のアイデアがあればどんどん形にしていける土壌がこの会社にはあります。自分の考えで行動したい人にはぴったりの会社だと思います。

もっとチャレンジできる職場で働きたい!という方は是非メディエイトも視野に入れてみてくださいね。