体や頭を動かし、交流にも繋がる面白さ。多様なレクリエーションで利用者さんを笑顔にする。

メディエイトではレクリエーションの企画や運営に積極的で、イベントなどが盛んに行われています。今回は介護職としての通常業務とともに、『ラ・メゾン摂津ブランシェ』でレクリエーションの企画や運営に情熱を注いでいる金水さんにインタビューしました。

この記事は約6分で読み終わります。

目次

創意工夫を凝らし、協力しながらイベントを開催。

──これまでのご経歴や、メディエイトに転職された経緯を教えてください。

最初は介護職として特別養護老人ホームで勤めていたのですが、デイサービスがオープンしてそちらに異動になりました。そこで9年ほど働く中で、ほかの福祉施設に興味をもつようになり、サービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームでの勤務を経験。やりがいある仕事でしたが、夜勤による体の負担が大きくなってきたことから、日勤の介護老人保健施設に移りました。ただ、条件面などが当初と変わってきたので新天地を探していたところ、メディエイトで働いている友人から「うちで夜勤がなく日勤帯のみの介護正社員を募集してるよ」と声をかけてもらったのです。友人から、当社の働きやすさについて前々から聞いていたことと、面接でもその雰囲気が伝わったので、転職を決意しました。

──『ラ・メゾン摂津ブランシェ』で実施されているレクリエーションについて教えてください。

毎日、さまざまなレクリエーションを実施しています。イメージしてもらいやすいところとして、「体操」はタオルなどのモノを使用したり、体操で人気のある配信者の動画サイトを観たりしながら、体を動かしてもらうレクリエーションをしています。動ける利用者さんにはなるべく全身を使っていただき、難しい方はできる範囲で動かせるようにサポートしつつ実施しています。「カラオケ」は男女を問わず、みなさんが十八番を熱唱。演歌を中心に盛り上がっています。また、「脳トレ」ではしりとりや、プリントやホワイトボードを使って、クロスワードパズルのような穴埋め問題を解いてもらっています。あとは「塗り絵」が女性の利用者さんに人気です。

それとは別に、音楽や創作などスタッフが好きだったり得意だったりすることを利用者さんと楽しむ『個別レク』という催しもあります。私は創作が好きなので、牛乳パックを使って鉛筆などを収める「小物入れ」を作ったり、紙コップを花瓶に見立てて茎を画用紙で作り、折り紙でお花を仕上げる「アートフラワー」を完成させたりしています。創作の場合、どうしても女性の利用者さんが多くなるので、今後は男性にも入ってもらえるような企画を考えているところです。ほかにも「ドライブ」「ネイルアート」など、各スタッフの得意なことに合わせて、色々な『個別レク』があります。

また上記の取り組みに加えて、「レクリエーション委員会」が担当する定期的なイベントを開催。委員会のうち2名が担当となり、その2名が頭を絞って考えた企画を月ごとに行っています。1月は初詣でお散歩に出かけ、最後に絵馬を書いてもらったものを廊下に展示するという催しでした。節分の時期にはスタッフが鬼役になる、豆まきのイベントを予定しています。

「若いときに通った、居酒屋みたい!」と盛り上がった、おやつレク。

──レクリエーションでは、どのような点に注意を払っていますか?また、利用者さんの声を教えてください。

利用者さんの状況に応じ、事前に準備して臨んでいます。例えば牛乳パックでの「小物入れ」だと、イチからできる方にはそのまま創作活動に集中していただき、難しい方の場合は先に牛乳パックを開いた状態から始めてもらうなど準備をしておくことで、全員が楽しめるような工夫をしています。自分の手で作り上げた「小物入れ」をお部屋に飾り、「部屋が明るくなって嬉しい」といった喜びの声を聞くと、こちらまで温かい気持ちになります。

体操のレクリエーションでは、「体を動かして爽快だった」という声をよく耳にします。最初はあまり乗り気でなかった利用者さんも、実際にお誘いしてみると「やってみると良い気分転換になったよ」とおっしゃってもらうことが多いです。見る方も含めて集まる方が多いイベントは「カラオケ」で、チームに分かれて白熱するのは「綱引き」、男女問わず断トツで人気を博しているのは「おやつレク」ですね。

──大好評の「おやつレク」についてのエピソードをお聞かせください。

「居酒屋」をイメージしたレクリエーションは、大盛況でした。実際のお酒はダメなので、飲み物はノンアルコールやジュースなどを用意。食べ物は個々の利用者さんの嚥下の状態などを考慮しながら、焼き鳥やたこ焼きといった定番メニューやカステラなど甘い物もそろえました。また、暖簾を掲げてバックミュージックを流し、スタッフは居酒屋店員の格好で接客。メニュー表もプリントされたものを作るなど、細部にまでこだわって雰囲気づくりをした結果、「昔、居酒屋に通っていたことを思い出したよ」と喜んでいただき、活気あふれる空間になりました。ほかのイベントにはあまり興味を示されない利用者さんにも参加してもらえて、大好評でしたね。

──レクリエーションの企画において、もっとも大事にされていることはなんですか?

レクリエーションの意義は大きく、例えば体操であれば普段体を動かすことが少ない利用者さんにとって、体操のレクリエーションは運動不足の解消や体力の維持・向上に結びつくだけではなく、気分転換やリラックス効果もあります。脳トレは脳への刺激だけでなく、利用者さん同士の交流が広がるきっかけになりますし、カラオケは記憶の活性化や大きな声を出すことでリフレッシュできて、コミュニケーションの糸口にもなるのです。何より利用者さんにとって、「生きがいの一つ」になっているので、なるべく多くの方に参加して楽しんでいただけることを第一に考えています。また、利用者さんが創作などに夢中になって取り組まれている姿を見ると、私自身も勇気をもらえますね。

レクリエーションに、みんなが意欲的な社風。

──レクリエーションを企画や運営する中での「やりがい」を教えてください。

これまでいくつもの福祉施設を経験してきたなかで、利用者さんから「もっとレクリエーションを増やしてほしい」という要望が出ることが多く、自分自身ももっとイベントなどに力を入れたいとずっと考えていました。しかし、介護業界全体が人手不足や激務に追われるという課題があり、「やりたいけれど、やれない」というジレンマを抱え続けていたのです。しかし、メディエイトの場合は最初に「自分や助けてくれるみんなの時間、そして社内のリソースをこんなに使ってくれるんだ!」と感動したくらい、全員がレクリエーションに意欲的な風土が根付いていました。

そのおかげもあって、利用者さんもイキイキされているように思います。情熱を注ぎたいと思っていたレクリエーションに積極的に参画することができ、何かを始めるときにもみんなが協力してくれる職場環境そのものが「やりがい」に繋がっています。また、過去には業務時間外にレクリエーションについて考えたり、行動したりせざるを得ないような状況もありましたが、当社では企画や準備の時間もしっかりと勤務として扱ってくれるので、負担がないのもありがたいと感じるところです。

──レクリエーションを盛り上げるために「工夫されているポイント」はありますか?

「ゲーム性」を取り入れることで、利用者さんの本気度が上がりますね。例えば「玉入れ」のなど勝負の要素を組み込むことで、普段は口数が少ない利用者さんも熱中して競い合うことを楽しまれている姿を目にします。レクリエーションは利用者さんの“想い”を実現する場にもなっていると思うので、そのサポートをこれからもずっと続けていきたいです。

 

公式からの応募採用強化中です♪

ラ・メゾン採用公式ラインからの応募&採用で、入社祝いとして商品券をプレゼント中(^^)

下のラインマークをタップし応募して下さい(^^)/

友だち追加