新設ポジション「統括マネージャー」で現場と経営をつなぐ。

2020年にサービス提供責任者としてメディエイトに入社した高橋さん。約2年の間に社内で大活躍を見せ、2023年夏ごろから「統括マネージャー」へと昇進されました。今までのメディエイトになかった新たな役職に就いた高橋さんに、2年前に一度受けていただいたインタビューの振り返りと新たな役職「統括マネージャー」のやりがいについてお話を聞きました。

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目次

サ責を支える新たなポジション「現場統括マネージャー」を提案。

2023年夏ごろより就任された「統括マネージャー」とはどのような役割なのでしょうか。

「統括マネージャー」は、ラ・メゾン4施設のサービス提供責任者(サ責)をまとめる立場です。各施設の現場を取りまとめるサ責と会社側を繋ぐポジションで、一般的な会社でいうところの中間管理職のような役割を担っています。各施設の運営がうまくいっているかを見ながら、問題点があれば面談や指導を通じてアドバイスを送ります。また、訪問介護計画書のチェックや求人など採用の対応といった裏方の仕事にも対応しています。

この役職は高橋さんが会社に提案されて設立されたと伺いました。なぜこの役割が必要だと思ったのでしょうか。

私はメディエイトの前に働いていた施設でもサ責をしていました。サ責は現場と会社の板挟みになりやすいポジションなので、やりがいを見失いがちな人を多く見てきましたし、私自身も孤独を感じていたときがあります。メディエイトはサ責を含む各従業員の意欲やチャレンジを大切にしてくれる会社ですが、サ責の責任の重さは変わりませんので、その重圧に潰れてしまわないように支える役割が必要だと感じていました

そうした思いを小西社長に伝えたところ、役割の重要性には賛同していただきました。ただ、当時はまだラ・メゾンが2施設しかなかったため、時期尚早だと判断されました。その際に「高橋さんがやりたいことを実現できるよう僕たちで施設を増やします。」と言っていただけました。昨年10月から事業譲渡で2施設が増えることが決まり、統括マネージャーの役職が新設されることになりました。

統括マネージャーの新設が決まったとき、会社側から具体的な仕事の指示はあったのでしょうか。

具体的な指示はありませんでした。「やりたいようにやっていいよ。自分がどうしていきたいか、どうしたらほかのスタッフが付いてきてくれるのか、いつも確認するように。相談と報告を欠かさないで。」と、あくまで私が統括マネージャーの仕事を任せていただけたと思います。

バランスをとりながら、現場と会社の架け橋になる。

統括マネージャーの新設に向けて、どのような気持ちで準備に臨まれたのでしょうか。

「こんな役割をつくりたい」と会社側に伝えてから、1年も経たないうちに任せていただきましたので、まさかこんなに早く希望が叶うとは思っていませんでした。2施設の事業譲渡が目の前に迫っていましたので、不安な気持ちよりもどうにかしないといけないという想いのほうが強く、悩む時間もなく毎日がむしゃらに仕事をしていました。

2施設が増える事が決まってからは、事業譲渡前の施設の職員さんたちとの面接や新規職員の募集、ケアマネージャーとの話し合いなど、それに加え元々の既存施設の業務など、やることは尽きませんでした。今はもう落ち着きましたが、正直この頃の記憶はあまり残っていないほど忙しい日々でした。

統括マネージャーとしての業務が確立し始めた現在、意識している立ち振る舞いなどのポイントはありますか?

意識しているポイントは2つです。ひとつは会社とメンバーの間に入ること。前職では困った状況になってもフォローしてもらえず、つらい思いをしたこともありました。そのときの経験は私にとって必要だったとは言い切れない苦労だったので、現場のメンバーが困ったまま一人にならないよう、会社とメンバーを繋げる役割になることを意識しています。

もうひとつが、現場に対して私自身が前に出すぎないことです。高槻、桃山台の2施設はほぼオープンのころから携わっていますので、長い付き合いになるスタッフもいます。しかし新規採用や事業譲渡でメディエイトに入社された方々とは、統括マネージャーという立場から関係が始まっています。「私の言葉=会社の意向」といった捉えられ方をするケースも多くありました。施設には、施設長やサ責といった役割のスタッフがいますので、前に出すぎない立ち回りが必要だと思っています。ヘルパーさんと話をしていると、気づいたら前に出てしまうことがあるので、反省することもあります笑。

私自身は変わっていないのに、立場が変わると人からの見え方が変わるという難しさも痛感、自分自身の行動に一層責任を持たないといけないということを再認識しています。なかなか自分では気づかないこともありますので、周りのサ責達にも何かあれば役職関係なく注意をしてほしいとお願いしています。

それもあってか最近は、私の短所である気の強いところが出たら注意してくれるスタッフが増えました。高槻の天野や三代はその筆頭ですね。注意をしてくれる事に感謝をしています。三代からは「最初は怖かったんですけど、やっと高橋さんに慣れてきました!」と最近言われました笑。三代とは、ひとまわり以上年齢も違うんですけど色々学ぶことが多いです。

就任から手探りの時期が続いていたと思いますが、高橋さんが統括マネージャーになったからこそのメリットはどのようなところにあるのでしょうか。

現場で何かあったときに真っ先に相談できるポジションを作れたことは、大きなメリットだと思います。実際に介護の現場にいないと、何に悩んでいるのかニュアンスがわかりにくいことは少なくありません。そうした"経験者あるある"のような質問をしやすい立場として認識してもらえているのは、施設にとっていいことだと思います。

また反対に社長や副社長から、私を通して現場の実情を知ることも増えたと声をかけていただくこともあります。私が間に入ることで、各施設の現場からの意見を届けやすくなったと思います。会社にとっていい循環を生み出すきっかけになれていると実感できる事もあるので、嬉しく思います。

現場のやる気を実現してくれるメディエイト。

メディエイトにおいて統括マネージャーというキャリアパスがある認識は現場に浸透していますか?

統括マネージャーがどういう役割を担っているかは浸透していないと思います。ラ・メゾン高槻ブランシェは、私のことを「高橋統括マネージャー」と役職名付で呼んでくるサ責達がいるので、名前だけは浸透しているかもしれません笑。

現時点では社内に統括マネージャーは私一人しかいません。なので私だけの特別なポジションと認識されているように思います。今後施設数が増えれば新たな統括マネージャーが誕生すると思いますので、その日が来るまでには社内に統括マネージャーの役割を浸透させておきたいです。

改めて、高橋さんから見たメディエイトのよさを教えてください。

働く人をとても大事にする会社であるという印象は、前回のインタビュー(https://medyate.info/recruit-media/interview-4/)のころから変わっていません。現場から何かやりたいという声が上がったときには、社長や副社長からは必ず「やってみたら」という答えが返ってきます。

私たちが大事にしていることは、他人を否定しないことです。前向きなチャレンジで失敗しても決して怒られることはありません。人を大事にすれば、自分自身も大事にしてもらえると感じています。現場のやる気を尊重し、可能な限り実現してくれる会社だと思っています。

私自身も改めて人を大事にすることを意識するようになりました。意識をすることでヘルパーさん達とコミュニケーションをとる機会も以前より増えたように思います。また、ヘルパーさんから食事に行きたいと声をかけてもらえることも増えました。声をかけてもらえるとやっぱり嬉しいですね。ラ・メゾン摂津ブランシェのスタッフさんはサ責を含めて人懐っこく、一緒にいるだけで笑顔になります。食事のお誘いもできるだけ参加させてもらうようにしています。職場内では出来ない話もありますので笑。

高橋さんご自身もやりたいことを実現できたお一人だと思います。

多くの介護現場で退職理由にあがる人間関係ですが、自分以外のスタッフに対してマイナスな思いを持つことが要因のひとつだと私は思います。「同じ給料をもらっているのに、あの人はしない。ずるい。」という感情を持つことは当然で、私自身もそういう思いを持ち、周りのスタッフに強くあたりながら仕事をしていた時期もありました。メディエイトに入社してしばらくたった頃、そのような思いを持ちながら仕事をすることが不毛だなと思いました。

なので会社へ、全員一律ではなく頑張りを評価する評価制度を導入してほしいと伝えました。

自分が現場のスタッフだったらという思いを持ちながら、ラ・メゾン高槻の天野とふたりで模索しながら評価制度をつくり、昨年度に導入が実現しました。この評価制度導入にも現場から賛否がありました。現場のスタッフの為にと思って導入したことがスタッフの迷惑になっているのか?とふたりで悩むこともありましたが、スタッフから「今まで人のせいにばかりしていて、自分自身に向き合えてなかったです。」「頑張ったことって報われるんですね」と声をかけてもらうと、この評価制度の導入をして良かったと実感します。

昨年度の評価を基にサ責達と協議をし、今年度はより自身のスキルをあげられる方に評価が加算される評価制度を考えてつくる事ができました。自分の思い描いていた理想の評価基準に近づいていっていると実感しています。

実は最初のうちは「やってみたら」という何かを求められることもないことにプレッシャーを感じていました。もしかしたら放任されているのではないかと。しかし、社長や副社長といろいろお話をさせていただくなかで、私の思いを尊重してくれる「やってみたら」であると実感できるようになりました。私だけではなく、現場スタッフに対しても同様の思いを持ちながら接してくれる社長と副社長です。

最近は「これをしたい!」という職員が増えています。社長・副社長の言葉の意味がやっと社内にも浸透してきたなと感じますね。

高橋さんが考える将来のビジョンを教えてください。

今は自分から声をあげた統括マネージャーをやらせてもらっていますが、最終的にはメディエイトでヘルパーとして働きたいと思っています。以前サ責をしていた会社で責任者を経験された後でヘルパーに戻られた方がいました。サ責として働いている私には厳しいことを、現場で働いているスタッフにはサ責の過酷さを伝え、私のフォローを影ながらしてくださっていたと感じます。その方に、どうして管理者を経てヘルパーになったのかお聞きしたところ「どちらのしんどさも理解している自分がヘルパーとして現場にいることが、働く場所のメリットになれば。」と。その言葉が今も心に残っています。私もそんな、現場から会社を支えられるヘルパーになりたいと思っています。

ヘルパーという職種は会社を支える一番大事なポジションです。現場の皆さんが働いてくださっている姿をみて、早くヘルパーになりたいという思いも強くなっています。ただ、同時に統括マネージャーとしてまだまだ全然足りないとも思っています。なので、今はがむしゃらに頑張ります!笑。

最後に、メディエイトの仕事に興味がある方へメッセージをお願いします。

メディエイトの仕事を楽しめる人は、何かにチャレンジしたいという思いを持つ人だと思っています。自分の力で働く環境をいい方向に変えていきたいと思う方にとって、メディエイトの環境は働きやすくやりがいを感じられる場所になるはずです。

ゼロからイチを生み出すのは誰にとっても大変なことだと思いますが、メディエイトには周囲に相談できる環境が整っています。私たちがあなたのやりたい気持ちをサポートしますので、自分自身の力を発揮できる場所を探されている方のご応募をお待ちしています。

 

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