看護の管理者として、「看護」と「介護」が柔軟に助け合える体制を目指す

一昨年の夏に入社後、訪問看護の現場業務から看護主任を経て、現在は管理者として活躍されている横山さん。今回はそんな横山さんに看護の仕事で大切にされていることや、マネジメントで心がけていることなどを伺いました。

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目次

入社2年で看護の管理者に。看護と介護の連携を推進

──メディエイトに入社される以前の、キャリアを教えてください。

看護師として活躍していた肉親がいたことと、「人の役に立つ仕事がしたい」という気持ちが強く、小学4年生の頃には看護師になることを心に決めていました。中学生のときの進路相談で「高校から5年一貫で看護を学べる学校がある」ことを知り、進学。卒業後は病院の急性期病棟に勤務した後、ご縁があった別の病院に転職しました。

その後ライフスタイルの変化を経て転職し新たな職場で働いていたちょうどその頃にコロナ禍が訪れました。発熱患者の入院に対して、昼夜を問わず対応するという経験したこともない非常にハードな毎日でした。体力はもう限界を超えて、医療従事者としてやらなければ、という使命感で毎日を過ごしていたように思います。思い返すと、そんな思いを持った普段は顔を合わせることがないような病棟同士のスタッフが一致団結して厄災に挑んでいたあの経験は、自分にとって大切な経験になったと心から思います。

──メディエイトに転職された理由をお聞かせください。

コロナ禍での出来事や、病棟での仕事はやりがいも大きかったですが、緊急入院や緊急手術が入るなど体力的に厳しい面もありました。このまま続けるのは難しいと感じ退職を決断。メディエイトに勤めていた方が「良い会社だ」と話をされていたので、なんとなく気になりつつ。周りから看護師の募集はしていないと聞いていたんですが、転職活動中に「新規ポジションが必要になったので、来ませんか?」と声をかけてもらいました。その後、ラ・メゾン高槻を見学した際に、働いているスタッフの方々の雰囲気から入居者様とじっくり向き合える環境が整っていると感じ、入社を決意しました。

──2年前にご入社後、役割などはどのように変化しましたか?

入社してすぐは、ラ・メゾン高槻訪問看護のいちスタッフとして現場を担当していました。入社して数か月経ったときに『高槻ブランシェ』がオープンすることになり主任を拝命しました。訪問看護の実務とともに、訪問看護計画書の立案やメンバーのマネジメントなど、今まで携わっていなかった分野にも挑戦することになりました。その後、摂津ブランシェへの異動やラ・メゾン桃山台との兼務など、看護主任として全施設との関わっていく立場経て、今年9月に管理者に就任しました。

現在は、訪問看護の実務より運営業務がメインになっています。特に「看護と介護の連携をより強固にする」というのが私のミッションで、力を入れています。メディエイトでは「まずはやってみる」というチャレンジングな風土が根付いているので、失敗を恐れずに試行錯誤をしながら推進しています。

利用者様との関係を育み、職域にとらわれず行動する

──管理者としての業務内容や、病院時代との違いなどを教えてください。

事務的な業務として、訪問スケジュールや報告書の作成、ケアマネージャーを含む多職種との連携、ADLや治療方針の変化にともなう計画書の見直しなどがあります。同時に、チームメンバーのマネジメントも重要な役割です。さらに各施設で課題などが見つかった場合には、改善のために動くことも求められます。

病院時代との違いとして、当時私が勤務していた急性期病棟では、患者様は主に治療を目的として入院され、症状が安定すると速やかに退院されるという特徴がありました。

一方、『ラ・メゾン』はご自宅です。中には「病院ではなく、ここで最期の時間を過ごしたい」とおっしゃる利用者様やご家族もおられます。それは、スタッフたちが、丁寧な人間関係を紡いできたからこそだと思います。スタッフたちの一生懸命な介護が、利用者様やご家族に寄り添っていたことの積み重ねだと思うと、胸が熱くなります。ご希望を叶えるために治療をサポートしながら、しっかりと看取りまでを担うのが私たちの使命です。

──看護師としてずっと大切にされていることや、『ラ・メゾン』に来てから実践されていることなどを教えてください。

「寄り添うこと」は、ずっと守り続けている理念です。訪問看護ではじっくりとお話を聞き、困りごとなどがでてきたら介護スタッフたちと協力し、解決することに努めていました。

『ラ・メゾン』に来てからは「看護と介護の連携をより強固にする」というミッションの元、職域にとらわれない協力体制を推進しています。例えば「食べるのが難しく、誤飲の可能性があるので点滴にすることを医師に提言する」のは看護師の領域になります。しかしそれだけに留まらず、利用者様のためには、介護スタッフへのサポートの姿勢が不可欠です。「コール対応や口腔ケア、配膳」といった介護スタッフの担当業務についても、看護スタッフの手が空いていたら、柔軟に対応できるような体制が望ましいと感じています。

この考え方は病院勤務時代から培ってきたものです。看護助手の方々をサポートしたりサポートを受けたり、リハビリ担当者と積極的にコミュニケーションを取りながら、チームで連携することを大切にしていました。

理想としては、すべての施設で看護と介護がこれまで以上に連携し合える環境が整うことだと考えています。すでに実践できている施設もあるのですが、まだ行き届いていないところもあるので、その課題を乗り越えるのが私の重要な務めだと認識しています。

──看護の管理者として、スタッフのマネジメント面などで工夫されていることはどんなことでしょうか?

現場を支える看護師との距離ができないように「困っていることがあったら、何でも相談してください」と声をかけて、こまめに連絡をとるようにしています。現場が忙しいときには、実務を担うこともありますね。また、個別面談では「看護と介護の、さらなる関係の構築」という会社としての方針を伝えています。統括マネージャーの高橋訪問看護事務長の宇治田看護主任の吉田に相談して視点を変えたり、米澤副社長に総合的なアドバイスをもらったりしながらメンバーの個性に応じたマネジメントを自分なりに推進中です。

工夫している点としては「会社と現場の間に立ち、客観的な視点を持って指導をする」というところでしょうか。現場に真摯に向き合いますが、一方で感情移入しないように、第三者的な立ち位置を守って発言するのを意識しています。

病院で培った「素早い判断力」は、介護の現場でも輝く

──『ラ・メゾン』で、「一緒に仕事をしたい人」「活躍できる人」の看護師像を教えてください。

第一に前向きなタイプの方ですね。「新しいことに挑戦したい」「もっと良くしていきたい」という方が活躍できる職場です。

次に、利用者様と深く関わる仕事なので、コミュニケーションをとるのが好きという方に向いていると思います。病院と違う点は、「患者と看護師」という距離感ではなく、お互いに冗談を言い合うようなフランクな関係性だということです。管理者になってから現場に出る機会が減りましたが、ときおり状態の確認や顔を見せに伺ったりしています。そのときに「久しぶりだね」と笑顔で声をかけていただいたときに、うれしい気持ちになりますね。

──最近オープンした『ラ・メゾン高槻南』でも勤務されることがあると伺っています。新施設の魅力や特徴をお聞かせください。

利用者様のノリが良く、職員も一緒になってレクリエーションなどで盛り上がるのが特徴です。先日は中華パーティーが催され、職員がチャイナ服を着て、利用者様とともに餃子や焼売を食べて楽しみました。イベントの最中はとても賑やかで温かい雰囲気に包まれ、後に写真を見返すと、利用者様の笑顔が印象的でした。「こんな表情をされるんだ」と、新たな一面を知ることができました。

──最後に、転職を検討している看護師の方へメッセージをお願いします。

新しい環境に飛び込むときには、「自分に合うだろうか?」という不安を持つ方もいらっしゃるかもしれません。しかし、当社の場合は、チャレンジを応援する文化が根づいています。前向きに挑戦したい方にとっては、腰を据えて活躍できる職場だと思います。

また、個人の頑張りを正当に評価してくれるところも当社ならではの魅力です。病院の場合はどうしても年功序列になりがちですが、当社の場合は成果に応じて給与などの待遇が上がる仕組みです。

さらに、急な入院や手術などがある病院と違い、ゆっくりと利用者様との関係を紡いでいけるのも大きな特徴です。一方で、病院で培ってきた素早い判断力は介護施設の現場でも大いに役立ちます。興味を持っていただけたら、ぜひ一度お話だけでも聞きに来てください。お待ちしています♪

 

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