柔軟性と責任感で、重責を担う。その原動力は、信頼できるみんなの力です。

「介護主任は自分だけの頑張りではなく、みんなで作り上げていくポジションだと捉えています」と笑顔でインタビューを受けていただいた堀内さん。『ラ・メゾン桃山台』で、今年3年目のキャリアをお持ちです。今回はパート時代から介護主任になるまでの気持ちの変化や、普段意識されていることなどを語ってもらいました。

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目次

自由闊達に意見を言える組織づくりを追求する。

──現在までのご経歴を教えてください。

学生生活を終えたあと、1年ほど飲食店などでのアルバイト経験を経て、結婚しました。その後、子どもを授かったので、子育てなど家庭のことに専念。落ち着いてきたタイミングで「介護の仕事がしたい」と就活を始めました。

介護職に興味を持ったのは、当時耳目を集めた、介護に関する事件の報道を目にしたことがきっかけです。あまりの悲しいニュースに「こういう思いをする人が、一人でも減れば」という強い気持ちを持ちました。

そこでまずはデイサービスで勤務し、 介護職員初任者研修を修了。そこから色々な介護施設を見に行ったのですが、「髪の毛やネイル自由」「土日に勤務が必須ではない」という条件面と、面接でのフランクな雰囲気に魅力を感じ『ラ・メゾン桃山台』への入社を決意しました。

──入社後、リーダー職を経験されたそうですね。

まずはパートとして入り、当時サ責をされていた高橋さん(現:統括マネージャー)からオファーをいただき、1か月ほどで正社員になりました。最初は小さい子どもがいるので「夜勤が難しい」「土日に出勤できない」「急に熱を出すなどで休まなければならない可能性がある」ことから、周りに迷惑をかけてはいけないと考えてお断りしていたのですが、「シフトは柔軟に対応します。一度挑戦してみて、難しければパートに戻って再び力を発揮すればいいんじゃない?」と背中を押してくれたので、思い切って飛び込むことができましたね。

正社員になってから半年ほど経過し、リーダーへの打診を受けました。正直なところ、どういうところが評価されたのかわからず戸惑いました。評価されたことより「待遇がアップする」という条件面に惹かれて引き受けたのが実情です。とはいえ、選ばれたからには頑張ろうと必死に毎日を過ごしました。

振り返ると当時の私は、型にはまった自分の正解を押し付ける教え方をするリーダーだったように思います。そんな自分を気遣い、周りの人たちが支えてくれる環境で過ごすうちに「こんな私を受け入れてくれている」と気付かされました。そこから考え方が自分主体ではなく「みんなのために、自分は何ができるのだろう」という方向に変化しました。「現場で働くメンバーの意見が通る環境にするために自分がどう行動したらいいか」「ダメだったらその理由を教えてもらって、次に生かしたい」といったことを徐々に考えるようになっていったのです。

──リーダーから介護主任になられた経緯をお聞かせください。

「介護主任というポジションを作ります。やってみませんか?」と、高橋さんから声をかけてもらったのがきっかけです。リーダーのときは利用者さんのためを意識して行動していましたが、介護主任は組織全体を見渡すために、視座をワンランク上げることが求められると考えました。ただ、人のために一生懸命頑張るという本質は変わらないと腹を括ったことを覚えています。

任されたときは不安もよぎりましたが、やってみたい気持ちのほうが強かったですね。これは新しいことが好きという自身の気質に加えて、これまでみんなに支えてもらったことで安心して挑めるという信頼の土台が大きかったです。一方で、責任あるポジションなため、身の引き締まるような感覚も抱きました。

学ぶ側も、教える側も「楽しみながら」を心がけています。

──現在、「介護主任」として担当されている業務について教えてください。

往診に来られた医師に対して、生活に関することなど医療面以外の情報の申し送りや、OJTを通したメンバーの研修などを担っています。

あとは先日、初の主任主催のミーティングを行いました。「インフォーマルのことを話し合う」ことを目的に開催し、通常業務だけでは、わからなかったような潜在的なリスクが主題となり、事前に防ぐための方策について活発に意見交換がなされました。

──現在の業務で、意識されている点はどんなことでしょうか?

利用者さんとのコミュニケーションでは、あまり聞きすぎないことを心がけています。心の距離感を縮めるには、探るようなことはせずに、安心してもらえる関係性を構築するのが重要です。人それぞれ性格や志向性が違うので、「たくさんしゃべりかけて欲しい」「寡黙なタイプ」などその方に合わせた対応をすることで本音を引き出すようにしています。

メンバーのマネジメントも同様で、心の距離を詰めすぎることなく「何かあったら堀内さんに相談しよう」と気軽に声をかけてもらえる存在を目指しています。そのため、仕事以外の話をすることも多いですね。仕事についても、必要なときこそ注意はしますが、基本的には「楽しく覚えてもらう」「教える側も楽しむ」ことを意識しています。先日メンバーから「堀内さんがいると、場が明るくなるね」と言ってもらえて、うれしい気持ちになりました。

──印象に残っているメンバーの成長エピソードや、学びについてお聞かせください。

語りきれないほどありますが、未経験で入社したメンバーが努力を重ね、一通りの業務をできるようになる過程は、毎回感動します。また、3か月ほどの経験を積むと、自分の仕事だけでなく周りのことが把握できるようになります。そして今度は「こんな取り組みはどうですか?」という意見を出してくれるようになり、想像以上の成長を続けている姿を見られるのが、主任としての幸せです。

例えば、『ラ・メゾン桃山台』独自の取り組みとして「業務日誌に書ききれない、利用者さんの情報を共有するノート」があります。これはメンバーの声を受けて、みんなで話し合ったことで実現に至った事例です。「こんな会話で盛り上がった」というお話の内容などを書き込むことで、利用者さんとの良好な関係をさらに深めるための良い機会になっています。

周りのおかげで気づくことができた、「独自の武器」を最大限に活かす。

──メディエイトの介護主任に求められる、スキルや姿勢などについて教えてください。

どうしても、変化に伴う成長痛や利用者さんとのお別れといった、大変なことや辛いことと向き合うシーンは出てきます。そんなときに、目を背けず向き合い、ポジティブな方向に持っていく力が必要だと思います。そこで力を発揮するのが私の役割だと信じているので、努力を重ねている最中です。

あとは責任感ですね。例えば、当施設に面接に来てくださる求職者とお会いするのですが、職場の雰囲気などを敏感に見極めておられると感じます。そこで「この人となら、安心して働ける」と思ってもらえるような存在が、介護主任だと思うのです。

そういう意味では『ラ・メゾン桃山台』の看板を背負っているという意識を持ち、日々自分を鼓舞しています(笑)。また、介護主任として自分を俯瞰的に捉えたとき、周りの話をしっかりと聞き、柔軟に受け入れて改善できる点は、自分の武器だと分析しています。そして、そのことに気づかせてくれたのは、周りのおかげです。

──今後チャレンジしたいことや、将来のビジョンを教えてください。

介護主任は、これからも進化するポジションだと確信しています。その成長にこれからも携わり続けるのが、将来のビジョンです。例えば「施設が増えていく」といった数値で測れる定量的なものだけではなく、「組織を強化する」といった定性的な領域においても、新たなフェーズを切り開いていくことでしょう。

先日、弊社施設での初めての外出レクを社長と高橋さんと私の3人で企画しました。大阪・関西万博に行ったのですが、入居者さんも喜んでくださり、楽しい時間を過ごすことができました。

新しいチャレンジには失敗が付きものですが、成功も失敗からも得られる学びを活かせるように、前向きな空気を醸成できる存在になりたいです。そのためにも今は「主任といえば堀内さん」と言われるような、確固たる存在になるために励みたいと思います。

 

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