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未来を見据えて看護師へ。持ち前の「行動力」で切り拓く。
──「看護師になろう」と思われたきっかけと、ご経歴を教えてください。
学校卒業後は事務職をしていたのですが、20代後半で自身のキャリアを振り返ったとき「手に職を付けて、ずっと活躍できる専門職に就きたい」と思い立ったのがきっかけです。最初は介護の仕事を考えていたのですが、「仕事をしながら勉強し、国家資格を得る」のが難しいことを知り、それが叶う看護学校に進学する道を選択。あと、環境を変えたい気持ちもあったので、すぐに決断して行動に移したのをよく覚えています。
そこでまず、准看護師の資格を取り、「もっと業務の幅を広げたい」と正看護師になります。実習では大変なこともありましたが、「自分で決めたのだから、挫折はできない!」という気持ちで乗り切りました。経歴としては希望していた介護業界に進み、老健(介護老人保健施設)で20年間務めていました。最初から今に至るまでずっと介護業界にいるので、一般的な「病院で働く看護師」と比べると、珍しいキャリアかも知れません。
──メディエイトに入社された理由は、何だったのでしょうか?
家庭の事情とワークライフバランスを鑑みて「夜勤のないところで働きたい」というのが1つ目の理由です。2つ目は、ずっと老健で仕事をしてきたので「違う環境に身を置いてみたい」と考えたからです。そこでまず転職サイトに登録すると、いくつかのところからスカウトが来たのですが、最初にお声がけいただいたのがメディエイトでした。家から近いということもあり、ご縁を感じてお話を伺ったところ、希望通りの働き方ができそうだと感じたのです。また、ちょうど施設が立ち上がる段階だったので、「組織の創成期から携われる」ことも魅力に惹かれました。
──現在の業務や役割と、前職との違いについて教えてください。
住宅型有料老人ホーム『ラ・メゾン高槻ブランシェ』の、訪問看護を担当しています。具体的にはバイタルを測ったり、体調をお伺いしたりして状態を把握し、必要に応じて往診の医師につなぐ仕事です。また医師の指示を受けて、点滴をしたり、怪我の処置をしたりすることも重要な業務になります。転職したときに感じた前職との違いは、利用者さんとの関係性の育み方です。以前は目の前に病院があり、「何かありそうなときは、すぐ医師に伝えて、引き継ぐ」という体制でした。訪問看護の場合は、まず私たちが利用者さんの状態を深く知った上で、往診の先生に報告する必要があります。そのため、これまで以上に関係性を構築し、観察することが重要だと感じています。
コミュニケーションを図り、向き合うやりがい。
──仕事の「やりがい」は、どんなときに感じますか?
利用者さんとコミュニケーションを図りながら、信頼関係を積み重ねていくのが楽しいです。訪問介護で伺うタイミングはもちろんのこと、ちょっと手が空いたときには食堂などで積極的にお話をしたり、服薬のお手伝いをしたりすることで交流を深めています。観察力を磨いて利用者さんと向き合うことは看護師としての本懐だと思うので、責任は伴いますが、それ以上のやりがいがありますね。
──職場の雰囲気や、一緒に働くスタッフとの印象的なエピソードがあれば教えてください。
介護士とのやりとりが多い職場で、みんな年齢が近いこともあって話しやすく、和気あいあいとした雰囲気です。エピソードとしては、先日のレクレーションのときに「歌ってもらえませんか?」と誘われ、看護主任の吉田さんが組んでいるバンドの『ラ・メゾンズ』の演奏で、歌を披露しました。もともと「歌うこと」が好きなので、自分が好きなことで利用者さんに笑顔になってもらったのは、うれしい経験でした。
また、転職してすぐのとき、訪問介護は初経験でわからないことも多かったのですが、丁寧に教えてもらったことも記憶に残っています。相談できる体制は盤石で、今は管理者の松岡さんを筆頭に、直属の主任に吉田さんがいるので、何かわからないことなどがあればすぐに聞いたり、判断を仰いだりすることができます。ここに来てから「報連相」を、より一層意識して行動するようになりました。
──相談するのは、どんな内容が多いでしょうか?
利用者さんのことや、日常の些細なことが多いですね。例えば「看護と介護で、どこまでやっていいのか?」という場合、看護主任の吉田さんに相談することで、スムーズにいきます。これは、看護と介護でそれぞれに指示系統があり、「こういうことをお願いしたい」と、直接伝えるよりも、上層部で話し合って調整した結果をもとに線引きして決めてもらった方が、現場にストレスや混乱が生まれないからです。仕組み化されていることで、「どこまでやっていいんだろうか?」と不安になることがありません。逆に「看護師も介護士も遠慮することなく、ここまでお互いにサポートし合って大丈夫」というところも予め定まっているので、安心して業務に勤しむことができます。
ワークライフバランスも、支え合う文化も。
──メディエイトで働く魅力をお聞かせください。
まず、「定時で退社できる」「夜勤がない」など、ワークライフバランスが整っています。私の場合は生活スタイルが仕事重視なのですが、プライベートをゆったりと過ごしてリフレッシュすることで、より一層業務に対して前向きに取り組むことができます。あとは面接のときから言われていたとおりで、理念として貫かれている「支援し合う文化」ですね。看護師同士もそうですし、看護師と介護士も助け合いながら仕事を進める環境です。例えば「食事介助」を介護士だけが担うのではなく、必要に応じて看護師も積極的に行っています。食事介助などをしながら何気ない会話をしていると、食べ物の好き嫌いや食事の流儀、普段の様子を垣間見ることができます。そんな日々の業務そのものの充実感や意義深さも魅力です。
──これから挑戦したいことや、目指しているキャリアは何ですか?
みんなで一緒に学んで研鑽しあえるような「勉強会」を催したいですね。例えば「褥瘡(じょくそう・床ずれ)」が起こらないための、体位変換のやり方を共有したり、感染症についての知識を伝え合ったりするような勉強会をやってみたいという気持ちがあります。あと、お薬の効能などについて個別に質問をいただくことも多いので、そうした知識もまとめてみなさんにお伝えする機会にもできればいいなと思っています。
目指しているキャリアとしては、あまり大げさなことは考えておらず「みんなで仕事を楽しみながら、利用者さんの笑顔のために頑張る」という毎日を、コツコツと続けていくことが大切だと考えています。
──今後、新たに仲間になる看護師の方に、一言お願いします。
「介護士と看護師がお互いを支え合い、協力し合う」のがメディエイト流なので、その認識を持っていただける方であれば、ぜひ応募してみてもらえたらと思います。個人的なところでいうと、私が「ずっと介護畑の看護師」だったので、「病院での豊富な経験をお持ちの看護師」の方が仲間になってくれれば、それぞれのノウハウやスキルを教え合いながら、切磋琢磨できると思うので、さらにうれしいです。もちろん「介護に関する知識や経験」がある方であれば早々に活躍できると思います。
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