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ゼロから職場を作れる魅力に惹かれてマネジメントへ挑戦。
宇治田さんの現在の仕事内容を教えてください。
現在は「ラ・メゾン高槻ブランシェ」の施設長と、「ラ・メゾン摂津ブランシェ」の施設長補佐を兼務しています。介護、看護、クリニック、ケアマネージャー、行政などの窓口になりつつ、入居者さんの生活に繋げるような役割です。また施設・設備の責任者という立場でありますので、設備の破損や故障が起きたときの交換対応や点検、賃貸の管理など、裏方の仕事全般を担当しています。
現在までのご経歴を教えてください。
福祉系の大学を卒業した後に介護付き有料老人ホームの会社に入社しました。そこでは夜勤有りのヘルパーに配属になりましたが、自分のライフプランを考えたときに夜勤は長く続けられないと考え、4年半ほど勤務した後にデイサービスの会社に転職しました。しかしここでも将来の展望が見えず、今後の方針に悩んでいるときに知人に誘われてメディエイトへ入社しました。ちょうどラ・メゾン桃山台のオープニングスタッフとして2022年4月からメディエイトで働き始めています。桃山台では同年の9月から1年ほど施設長補佐として経験を積み、2023年10月1日からラ・メゾン高槻ブランシェの施設長に就いています。
どのようなきっかけで福祉の仕事を志したのでしょうか。
自分は福祉系の大学に進学した割には、当時あまり福祉には強い興味がなかったんです。学生時代はもっぱら演劇活動に夢中になっていたこともあり、就職活動開始時にも福祉の仕事に就きたいという思いはあまり強くありませんでした。
しかし、就職活動の一環として自己分析を進めたところ、演劇で自主興行の舞台に何度も立っていた経験が影響してか、営利活動に対して魅力を感じていないことがわかりました。そこでお金を第一にしない働き方を考えたとき、目の前に福祉の仕事があることに気がついたんです。
転職でメディエイトに入られましたが、働き始めたときにはどのようなお気持ちだったのでしょうか。
ゼロから施設の仕組みづくりから関われる点は、私にとって大きな魅力でした。前職のデイサービスのときには限られた時間しか利用者さんにアプローチできないため、根幹にある問題に関われないことにもどかしさを感じていました。一方で入居者さんの異変を見ていち早く判断を下すのは、正直あまり得意とはいえませんでした。できれば施設の仕組みづくりであったり、行政や医療との連携を図るようなポジションで働きたいと思っていたところ、桃山台で働いている間に「施設長補佐にならないか」とお声がけいただきました。福祉の仕事を志したときにはケアマネージャーを目指していましたので、ある意味原点回帰と言えるかもしれません。
個性が輝く職場。メディエイトで見つけた輝ける場所
現在は「ラ・メゾン高槻ブランシェ」の施設長と「ラ・メゾン摂津ブランシェ」の施設長補佐を兼務されています。どのような経緯で今の立場に就かれたのでしょうか。
私を桃山台の施設長補佐に引き上げてくれたのは、現統括マネージャーである高橋さんです。高橋さんは高槻から異動し、桃山台のオープニングスタッフのひとりでした。しばらくは隣同士の席で働いてたのですが、2023年の5月頃に「施設長に興味はないですか」と声を掛けてもらいました。当時の私が考えていた施設長はとにかく偉い人で、何でも知っていて全部自分でできなければいけないトップの存在というイメージで自分に務まるか不安でしたが、高橋さんに背中を押してもらいましたので、思い切ってやってみようと思った次第です。
高橋さんは宇治田さんのどのようなところが施設長に向いていると思ったと思われますか。
後から聞いた話では、私が介護に染まりきっていないところがよかったそうです(笑)。介護業界で働く人は介護が大好きで、のめり込んでしまう方が大勢いらっしゃいます。一方で私は一般的な会社員のような感覚に近く、ワークライフバランスを大切にして働いています。だからこそ、ほかの方とは違った目線からの意見を出せるという面を重宝してもらっているんだと思います。
施設長として現場のスタッフへの指導をされることはあるのでしょうか。ある場合にはどのような点を意識されていますか?
実は私から何か指導するようなことはほとんどないんですよ。現場には非常に優秀なヘルパー、看護師、サ責がいますので、私から何か指導したことはありません。ただし、施設にはいろいろな看護感、介護感を持った方が集まりますので、どうしても意見の相違は生まれてしまいます。それがトラブルに発展しそうなときには、中間に立って折り合いを付けるようなマネジメントをしています。
自分らしく、柔軟に。目指すは誰もが楽しく働ける職場作り
施設長として裏方で居続けることを楽しまれているように見えますが、宇治田さんはどのようなお気持ちで働いているのでしょうか。
まだまだ勉強中ですが、周りの助けもあって楽しく働けています。学生時代に演劇をやっていたという話をしましたが、そこでは役者であると同時に「舞台監督」という立場でもありました。舞台監督は演者に直接演技指導をする役割ではありません。舞台の脚本に合わせて照明や音響、小道具などを調整したり、公演までのスケジュールを設定して進行したりするような、裏方のリーダーといえる立場です。
実は施設長の仕事と舞台監督はとてもよく似ているんです。自分よりも介助に詳しい人や看護の知識が豊富な人は施設にたくさん在籍しています。その方たちの役割や能力を把握して施設をスムーズに運営する点は、舞台監督と同じく裏方のリーダーといえるのではないかと思っています。まだ得意とは言えないかもしれませんが自分が好きな分野を活かして働けていますので、施設長の仕事は楽しいですね。
施設長として今後やりたいこと、なりたい姿などの目標がありましたら教えてください。
まだまだ勉強中の身ですので、まずは今やっている仕事のブラッシュアップをしていきたいと思っています。今、メディエイトは代表や統括によってどんどん良い職場に変わり続けています。現場の皆さんがストレスなく楽しく働ける職場づくりをがんばってくれていますので、私はより現場へ浸透できるよう注力していきたいですね。
ありがたいことに、離職率が高いと言われる介護業界において、メディエイトは非常に低い離職率をキープし続けています。私から見ても、楽しそうに働かれているヘルパーさんは多いですね。これからも時代の流れに合わせて変わり続ける必要があると思いますが、スタッフの皆さんが自分の強みを活かしながら働ける環境をつくっていけるように、私自身も柔軟に構えていきたいと思います。
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