いくつになっても働ける!介護の現場で70代が輝く理由

介護の仕事には「何歳になっても続けやすい」という側面があります。ラ・メゾン摂津ブランシェで働く明田さんと玉置さんは、メディエイトへ合併される前のマーコットでヘルパーとして働かれ、70歳を越えた今も現場で大活躍中です。今回は70代でご活躍を続けるお二人に、介護への思いや若手スタッフとの関わり方について伺いました

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目次

「誰かの役に立ちたい」感謝の気持ちが介護の仕事への入口

介護の仕事は何年くらい続けていますか?

明田:介護の仕事はかれこれ30年ほど続けています。最初は訪問介護の会社に入り、2019年9月に合併前のマーコットに入社しました。今は2023年10月に合併したメディエイトで働いています。

玉置:私は定年になってからこの仕事を始めました。60歳の定年後からですね。その前の訪問介護の経験を含めると15年になります。最初は訪問介護で5年ほど働き、ご縁があって老健(介護老人保健施設)での仕事に移りました。その後はマーコットに転職し、今はメディエイトに在籍しています。

介護の世界を選んだきっかけを教えてください。

明田:当時は家庭の事情で仕事を掛け持ちしなくてはならなくて、夜はコンビニのお弁当を作る工場で働き、昼間は介護の仕事をしていたんです。介護業界は体が元気なうちは何歳になっても働けると聞いていたので、長く勤められると思って選びました。また、昼間に働ける仕事は他にもいろいろありましたが、せっかく働くなら誰かの役に立つ仕事をしたいという思いが強かったのも、介護の仕事を選んだきっかけのひとつです。

玉置:私は母が老健施設に入所した時に、サービスに不満を感じたのがきっかけです。施設に頼らずにいずれ自分で介護する可能性も考え、定年退職後にヘルパー2級(現:介護職員初任者研修)を取得し、介護の経験を積むために訪問介護の会社で5年ほど働きました。その後に母が別の老健施設に移動したのですが、そちらが本当に良くしてくれる施設でとてもありがたくて。恩返しのつもりで半年ほどボランティアのような形でお手伝いをさせていただいた後、正式なスタッフとして雇っていただきました。その後にマーコットへ転職して今に至ります。

利用者さんやご家族の気持ちに寄り添う介護

マーコットがメディエイトに合併して何か変わったことはありますか?

明田:スタッフの年齢層が若くなりましたね。サ責(サービス提供責任者)や管理者の方も若い方が多く、最初は驚きました。管理者の方は私の孫くらいの年齢です。マーコット時代は50代、60代のスタッフが多かったのですが、今は20代、30代の方が中心です。でも皆さん明るくてしっかりされていて、とても良い印象をもっています。また、例えばスマホの使い方やインターネットの設定など、小さなことでも相談しやすい雰囲気をつくってくださっているんです。一緒に働くなかで刺激も受け、私もすごく若返った気がします。

玉置:明田さんがおっしゃる通り、職場はとても若返りました。具体的なお仕事としては、洗濯の方法が変わったのが大きいですね。以前はお風呂に入る時に脱いだ服はまとめておいて、一晩置いてから洗濯していました。当時から「早く洗ってあげたいね」という話は出ていたのですが、今はお風呂に入った後すぐに洗濯するようになったので、良い変更をしてもらえたと思います。また、リーダーの方がたくさんいらっしゃって、業務中にわからないことがあればすぐに尋ねられるので安心です。さらに何かあったときには柔軟に面談を設定してもらえるのも心強いですね。皆さん親切で相談しやすく、素敵な環境で働けていると実感しています。

利用者さんと年齢が近いからこそのメリットは何かありますか?

明田:利用者さんの気持ちや要望をより理解できることがあります。「この利用者さんは今こういうことを言いたいのではないか」といった察しがつくことがありますね。とはいえ、私たちの年齢だからこそできることは、本当にごくわずかです。若いスタッフの方々も利用者さんにとても親切で、しっかりと対応されています。利用者さんに対する接し方や気の配り方は、年齢差があっても変わらないですね。

玉置:親を介護した経験がありますので、利用者さんのご家族の気持ちに寄り添いやすいように思います。「利用者さんが自分の父や母だったら」という思いで接するように心がけていますね。サービスを受ける側と提供する側の両方の立場に立った経験は、今の仕事をする上でとても役に立っていますよ。反対に心配のあまりやりすぎてしまうことがありますので、そこは気をつけないといけませんね。

若い人たちと一緒に楽しい職場をつくる

若い人たちと一緒に働く秘訣を教えてください。

明田:一緒に働く皆さんと仲良くしたいという気持ちを大事にしています。若い方とコミュニケーションを取るのは楽しいですし、いろいろお話しすることで関係が良くなっていきます。年齢が上だからといって上から目線で接するのではなく、同じ目線で接するように心がけていますね。むしろ、施設で働く経験は私よりも長い方も多いので、仕事のやり方を若い方から教わる機会もあるんですよ。お互いに学び合える関係が理想的だと考えています。

玉置:年齢で壁をつくらずに、若い方と一緒に楽しく働けるような姿勢を心がけています。サ責さん達はヘルパーの意見をよく聞いてくれますので、思ったことは伝えるようにしていますね。反対に若い方の新しい考え方や仕事のやり方は積極的に教わっていて、良いものはどんどん取り入れるようにしています。また、施設内の委員会活動にも参加しています。私が入っているのはレクリエーション委員で、館内の装飾などを担当しています。こういった活動を通じて、利用者さんの生活をより良くしていく取り組みを若い方々と一緒にできるのは楽しいですし、充実感がありますよ。

これからの目標を教えてください。

明田:利用者さんに寄り添い、なるべく元気でいてもらえるようサポートを続けていきたいですね。普段のお世話だけでなく、認知症の予防になるような取り組みにも力を入れていきたいと思っています。今取り組んでいるのは週2回のカラオケ活動です。これはマーコット時代から続けているのですが、当時は週1回だけでした。今は管理者やサ責さんにかけあって週2回に増やしてもらえました。利用者さんたちにも楽しい時間が増えたと喜んでもらえています。これからも利用者さんとコミュニケーションを取りながら、楽しく過ごせる時間を提供していきたいと思います。

玉置:体が許す限り、今の仕事を続けていきたいですね。施設内の委員会活動などを通じて、利用者さんにより多くの楽しみを提供できるよう努めていきます。特に、利用者さんが部屋から出て活動に参加する機会を増やしたいと考えています。食事やお風呂の時間以外にも、さまざまな活動で部屋から出てきてもらい、皆が笑顔で過ごせる時間をつくりたいですね。利用者さんが楽しそうな表情を見せてくれるのが何よりの励みです。これからも利用者さんの笑顔のために、若いスタッフと協力しながら頑張ります。

 

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