異業種からのチャレンジを受け止めてくれる職場

株式会社メディエイトが経営する介護施設「ラ・メゾン桃山台」で働く石田さん。12年に及ぶ自転車店でキャリアを積んだ後、介護業界へ転職されたそうです。未経験の業界でチャレンジを続ける石田さんに、介護業界で働く楽しみとこれからについて話を聞きました。

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目次

自転車業界から未経験の介護へ挑戦

メディエイトに入社するまでの経歴を教えてください。

大学で心理学を学び、卒業後に新卒で入社した自転車店で12年間勤務しました。入社して3年目からは店長として働き続け、接客はもちろん、在庫管理、スタッフの育成、売上管理など、さまざまな業務を担当していました。メディエイトへは今年の2月に転職し、現在に至ります。

介護業界に入ろうと思った理由は何でしょうか?

ある頃から、自分がやっている仕事が本当に人の役に立っているのかという疑問を持つようになりました。もっと直接的に誰かの人生に貢献できる仕事がしたいという感情が湧き上がってきたんです。今の自分は35歳という年齢なので、新しいことを始めるには最後のチャンスかもしれないと思い、転職を決意しました。

転職先はいろいろな職種を考えましたが、その中でも介護は専門的なスキルを身につけられる点が魅力だと感じました。長く働くことを考えるなら、せっかくなら手に職がつく仕事をやりたいと思ったんです。さらに高齢化社会が進む現代において、介護の需要は今後さらに高まっていくだろうと考えたことも、この業界を選んだ理由の一つです。

介護業界の中からメディエイトを選んだ理由は何ですか?

実は、妻が同じ会社で働いていることが大きな要因でした。妻から職場の雰囲気や仕事内容について聞く機会があり、和気あいあいとした雰囲気や、若いスタッフも多いという話を聞いて興味を持ったのが最初の印象です。

また、面接の段階でまだ入社していない私にとても親身になってくれたのが好印象でした。前職の有給消化中に面接を受けさせてもらったんですが、そのときに入社までに受験できる介護職員初任者研修の日程まで調べてくれたんです。「資格を取ってきてくれたらお給料も上がりますよ」と言ってくれるほど寄り添ってもらえたことに感動し、メディエイトで働きたいという気持ちが強くなったのを覚えています。

奥深い仕事に感じるやりがい

現在の仕事内容について教えてください。

主に利用者さんの日常生活のサポートを行っています。具体的には、食事や入浴の介助、排泄支援、身の回りの世話などです。また、利用者さんとのコミュニケーションも重要な仕事の一つです。日々の会話を通じて、利用者さんの体調や気分の変化を察知し、適切なケアにつなげています。さらに、レクリエーションの企画や実施にも携わっており、利用者さんが楽しく過ごせるような工夫を心がけています。

入社前と後で変わった介護の仕事に対する印象はありますか?

入社前は「利用者さんとコミュニケーションをちゃんと取れるかな」という漠然とした不安がありました。しかし実際に働いてみると、皆さん新人の私にも本当に優しくしてくれて、すぐに不安は解消しました。小さい頃に民謡を習っていたので、おじいちゃんおばあちゃんにかわいがってもらえる雰囲気が身についていたのかもしれません。

実際に働いてみて感じたのは、介護の仕事の奥深さです。単に身体的なケアを行うだけでなく、利用者さんの心理面にも配慮する必要があります。ちょっとした様子の変化から、何か問題が起きているのかを察知する必要があるので、責任の重さを感じました。

ただ、12年間自転車店でお客様といろいろお話をしてきたおかげなのか「いつもと様子が違うな」という雰囲気は察することができています。ありがたいことに、今のところは困って困って仕方ないという事態には陥っていませんね。介護への印象は、今のところ毎日良い方向に変わり続けています。

どんなときに仕事のやりがいを感じますか?

技術的な面でのステップアップを感じられることと、利用者さんから素直に「ありがとう」と言ってもらえることですね。それが、より相手のためになりたいという気持ちにつながります。例えば、最初はオムツ交換も全く分からなかったのですが、今では利用者さんのことを考えながら、どうしたら効率的にできるかを考えられるようになりました。

また、利用者さんと過ごす時間が増えるうちに、小さな変化に気づけるようになったこともうれしいですね。表情の変化や、些細な仕草から、体調の変化や気分を読み取れるようになってきました。そういった「気づき」が、より良いケアにつながっていくことを実感しています。さらに、家族の方から「ありがとう」と言われたときは、本当にこの仕事を選んで良かったと思います。

12年務めた自転車店からの転職は大きな決断だったと思いますが、 転職をして良かったことは何ですか?

家族との時間が増えたことが一番ですね。以前は店舗の閉店時間が遅くて帰宅も遅かったのですが、今は子どもと一緒に夕食を食べたり、お風呂に入ったりする時間が作れるようになりました。子どもたちもとても喜んでくれています。

また、自分の価値観も変わりました。以前は売上や数字にとらわれがちでしたが、今は人との関わりや、目の前の人を幸せにすることに重きを置くようになりました。そういった意味で、人生の質が向上したと感じています。

健康面でも変化がありました。自転車店では立ち仕事が多かったのですが、介護の仕事では動き回ることが多いので、自然と運動量が増えました。体力的にはきついこともありますが、逆に健康になった気がします。本当にいいことずくめですね。

期待を背に受けながらチャレンジを続ける

メディエイトの魅力はどのようなところにあると思いますか?

周りのスタッフが新人の状況を理解して、丁寧に教えてくれる環境があることですね。私のような未経験者でも、しっかりとサポートしてくれます。しかも、ただ教えているというわけではなく、将来戦力になることを期待してくれているのが伝わってくるんですよね。そうした環境の中にいると、私もいずれ職場に貢献できるようになろうという気持ちが強くなりますので、気持ちのいい循環が生まれているように感じます。

今後の目標は何でしょうか?

まずは一人前になることです。ほかのスタッフからも頼られるようになりたいですし、何においてもしっかりとできるようになりたいです。具体的には、あと半年で一通りのことができるようになりたいですね。また、将来的には介護福祉士の資格も取得したいと考えていますので、スキルを身につけながら実務者研修を受けるといった段階を踏んでいきたいと思います。

最後に、メディエイトで働きたいと思っている人にメッセージをお願いします。

介護の現場では、相手のことを第一に考えることが大切です。お一人お一人のことを考えて接することができる方と一緒に働きたいですね。また、新しいことに挑戦する勇気を持っている方も歓迎です。私自身、全く異なる業界から飛び込みましたが、周りのサポートもあり、日々成長を感じています。

介護の仕事は楽なことばかりではありませんが、未経験でも心配する必要はありません。私自身もそうでしたが、周りのスタッフが温かくサポートしてくれます。大切なのは、学ぶ姿勢と、人を思いやる心です。それさえあれば、必ず成長できると信じています。

この仕事は自分自身の成長にもつながるのが魅力のひとつです。利用者さんとの関わりを通じて、人生観が変わったり、自分の価値観を見直したりする機会が多々あります。そういった意味で、非常にやりがいのある仕事だと感じています。

 

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