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「高齢者の役立つ仕事がしたい!」と、転身。
──これまでのご経歴と、介護業界に飛び込まれたきっかけを教えてください。
大学のバイオサイエンス学科を卒業後、医療薬品を扱う会社に就職。そこでは各家庭を回り、置き薬の営業をしていました。次にIT企業に転職し、同じく営業職を経験。その後に老健(介護老人保健施設)の営業職として、介護業界に飛び込みました。理由としては、最初の置き薬の仕事で、ご年配の方から可愛がってもらった経験が「楽しかった記憶」として頭に残っていたことと、もともとおじいちゃん子だったことから「高齢者の役に立つ仕事がしてみたい」と考えたからです。老健では支援相談員にも興味を持ち、その後に営業と兼務して担当しました。
──老健のときに印象的だったエピソードと、メディエイトに転職された理由を教えてください。
支援相談員としてひとり立ちしたときの出来事が印象に残っています。一通り説明などを終えた後、「実は1人で全部担当したのは、初めてなんです」というお話をしたところ、ご家族からも介護支援専門員(ケアマネージャー)さんからも「全然最初とは思えなかったです」とお褒めいただいたことがうれしかったですね。そのケアマネージャーさんとは、今でもお付き合いが続いています。
老健の仕事は楽しかったのですが、職場までの距離が遠すぎることから、転職活動を開始。当時、原付バイクで通っていた道沿いにたまたまあったのが「メディエイト」でした。なんとなく気になったのでネット検索してみると、出てきたのがこちらの『ラ・メゾンでビュー』。インタビュー記事を読む中で、職場の明るい雰囲気を知り、「ちょうど家からも近いので受けてみよう」と応募したのが、当社との出会いのきっかけです。
──現在、介護リーダーをされていますが、具体的にどのようなお仕事でしょうか?
「リーダー候補」含みで入社したのですが、現場経験がゼロだったので、まずは介護職を経験。そこから半年でリーダー職を拝命し、今は現場とリーダーを兼任しています。リーダーの役割として、明確な線引のようなものはないのですが、現場で相談事などがあったとき、最初の窓口になるのが私のミッションです。私で判断して解決できそうなことならその旨を伝え、上に判断を仰ぐ必要があるときはサービス提供責任者(サ責)に相談してから、その結果をスタッフに伝達します。現場は初めてでしたが、私の中ではギャップなどを感じることはなく「すんなりと入れた」というイメージです。
新フローの浸透などで、リーダーのやりがいを実感。
──相談の内容や相談しやすい雰囲気づくりで意識されていること、またエピソードがあれば教えてください。
例えば、足腰が弱ってきている利用者さんがおられた場合などに「タッチアップ(手すり)を取り入れた方がいいのでは?」といった相談です。話しやすい雰囲気づくりとしては、普段から声掛けをして「何かあったら、いつでも言ってきてくださいね」と、積極的にコミュニケーションをとるように心がけています。エピソードとしては、例えば女性スタッフからの「体が大きな方の車椅子の移乗は、どうしたらいいでしょうか?」という相談に対して、体力的に負担がかからないような方法やコツを伝えたところ、うまくいった事例などがあります。
──現在、リーダーは4名いますが、普段どのような情報共有をされていますか?
利用者さんの体調や「あの方の水分補給を増やそう」など、日常的な細かいことが多いですね。あとは、おむつのベストなサイズの調べ方や使い方などで、良い方法などがあれば「みんなで話し合って、統一する」といったことをしています。リーダー同士だけで決めるのではなく、現場を支えるスタッフの意見もしっかりと汲み取って、日々の改善に努めています。
──リーダーとして「やりがい」を感じるのは、どんなときでしょうか?
利用者さんや上司、スタッフから信頼されていると感じたときが、一番のやりがいです。そして、リーダーの権限で下した決定がうまくいったときに、喜びを感じます。例えば、別の拠点に応援に行ったとき「お風呂でバイタルを管理する」というフローを実施しているのを知り、非常に良いやり方だと思ったので、早速当施設でも取り入れることにしました。最初は、スタッフから戸惑いの声もありましたが、実際にやってみると非常に役立つことをみんなが認識してくれたので、早々に浸透しました。
具体的には、お風呂に入る前にバイタルチェックを行うのですが、個人によって普段の数値が違います。それを紙ベースで事前に共有することで、お風呂でのバイタルが「いつも通りの基準か、もしくは異常値なのか」を即座に把握できるようになりました。それまでは普段の数値がわからず、周りに聞くような事例もあったのですが、待ち時間がなくなると同時に、突発的なヒートショックなどの予防になっています。
「なる早」での対応を徹底するのが、信頼を得る秘訣。
──リーダーとしてチームをまとめる上で、心がけていることは何ですか?
相談を受けたら「なる早で対応する」ことです。言われてから数日経過して動いていたのでは、信頼を得ることはできません。自分で判断できることは速やかに回答し、上の判断を仰ぐ必要がある内容の場合は即報告して、下りてきた決定事項を早々に伝えるようにしています。例えば、利用者さんが保有して普段使用している小物や椅子が、「ADL(日常生活の動作)が落ちていて、ちょっと不安がある」といった相談があったとします。この場合、あくまでも住居にある椅子などは利用者さんの所有物なので、こちらで勝手に移動させたりはできません。そこで直ちに家族に連絡をとって、どうするかを決めます。「相談しやすい」「すぐ動いてくれるので助かる」と言われると、うれしい気持ちになりますね。
──職場の雰囲気や、特に印象に残っているエピソードがあれば教えてください。
笑顔が絶えない雰囲気で、みんなが協力し合う文化が根付いていますね。土日などに「子連れ出勤」も歓迎されている職場ですし、利用者さんも「どの職員のお子さん?」と興味を持って接してくれる温かい環境です。リーダーになってからは特に、「ちょうど手が空いたので、何かお手伝いできることはありませんか?」と聞かれたとき、既にみんな率先して動いてくれているので「ちょっと今はないかなあ」と返答することが多いことに気付かされます(笑)。一人ひとりが全体を把握するように考えて行動しているので、何か聞いたときにすぐに答えが返ってくるところも、メディエイトらしさだと思います。
──これまでの経歴が役立っていることと、今後のキャリアについてお聞かせください。
最初の置き薬の営業で、高齢者との接し方などを覚えました。次のIT企業ではパソコンに強くなったので、そのスキルをこちらの施設でも資料やデータ表、マニュアルの作成などに用いています。老健では、介護業界のことを学ぶことができ、福祉用具などの知識も蓄えることができたので、今の仕事に直接役立っています。
今後のキャリアとしては、営業経験をメディエイトでも活かしたいと手を挙げている最中です。そこで早速先日、施設の館内を案内する役割を担いました。メディエイトの良さを、もっといろんな方に広めていくためにも「営業」の要素は必要だと思います。リーダー業務をさらに極めるとともに、これまで培ってきたノウハウを総動員して「営業」面にも力を注ぐことが、私の描いているキャリアプランです。
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